静岡市の文化財

清見寺朝鮮通信使詩書一覧

No.29 製述官南玉(秋月)七言絶句

使行年
西暦1763年~1764年
制作者
南玉
形態
紙本墨書
制作年代
明和元年・西暦1764年
寸法
縦38.6cm×横43.6cm
製述官南玉(秋月)七言絶句
清見寺主忍上人夜到江尻贈詩復和

池上縄床再借閒
駿州官燭下煙湾
江村月落敲扉遠
更許毫光照客顔

秋月 印

清見寺主忍上人の夜に江尻に到り詩を贈ってまた和す

池のほとりの縄牀にて再びしばしを借りたり
駿州の官の燭のもと湾を煙らせ
江村に月落ちて扉を敲くは遠く
更に毫光の許に客顔を照らす

清見寺主忍上人の夜に江尻に到り詩を贈ってまた和す

池のほとりの縄牀に腰掛けながら、しばらくの時間をすごした。清見寺に駐在(ちゅうざい)する駿府城代(すんぷじょうだい)の役人が掲げる燈火が、駿河湾を照らしている。海辺の村は月が落ちて暗く、遠くで関所の扉を敲(たた)く音がする。わざわざ客舎を尋ねてきた住職の顔を、かすかな燈光が照らしている。

I spent a bit of time sitting on a straw rope chair by the pond. The torches lifted by officials of the Sumpu Castle warden illuminate Suruga Bay. The moon falls in the seaside village and it grows dark, and I can hear the sound of doors being rapped upon at the checkpoint in the distance. The face of the chief priest who took the trouble to visit guests’ quarters is lit faintly by torchlight.

청견사 주인상인이 밤에 강구에 와서 시를 주기에 다시 화답함

연못 가의 승상에서 거듭 한가하였는데
준주의 관청 촛불이 안개 낀 만에 내려왔네.
강 마을 달은 지고 사립문 두드리는 소리 먼데
다시금 백호광을 객의 얼굴에 비춰주네.

추월 [인] 온궤이장

*縄床・・縄を編んでつくる平床。
*駿州・・清見寺がある場所は駿河国管轄の地域。
*毫光・・仏様の額の中央から出る光。徳が高い僧侶を称える言葉。

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