静岡市の文化財

清見寺朝鮮通信使詩書一覧

No.7 副使任守幹(靖庵)七言絶句

使行年
西暦1711年
制作者
任守幹
形態
紙本墨書
制作年代
正徳元年・西暦1711年
寸法
縦37.2cm×横50.2cm
副使任守幹(靖庵)七言絶句
奉謝芝上人 道案

仙山弭節躡前賢
物色分留集彩牋
縹渺金鰲背上望
夕陽無限海浮天

辛卯復之下浣 靖庵 印

芝(岸)上人に謝し奉る道案

仙山に節をやすめて前賢をふみ
物色は分留して彩牋をあつむ
縹渺たる金鰲の背上に望めば
夕陽無限の海に天を浮かせり

芝岸上人に謝し奉る道案

仙人が住むようなこの清見寺には使節が休憩し、先人の足跡を踏んで、その使節達を偲んでいるが、先人の遺物を保存し、賦した詩を美しい用箋(ようせん)に書いて集めてある。ほんのりとうかんだ金色に染った巨鼇山(こごうざん)から望むと夕陽は永久の時空に存在しているのである。

The mission rests here at Seikenji, a place befitting a hermit’s life. Walking the paths of our forebears, those past envoys are called to mind. But here, mementos of their visits are preserved, with collections of the poems they composed written on beautiful stationery. Looking out from Kogōzan [the official name of Seikenji], dyed in a slightly golden hue, the setting sun exists in the time and space of eternity.

지상인의 도안에 사례하여

신선 산에 정절 늫고 선현의 자취 찾았더니
물색을 분간하여 채전에 모아 놓았네.
아스라한 금자라 등 위에서 바라보니
석양에 한없는 바다가 하늘에 뜨네.

신묘년 동짓달 하완 정암 [인] 정암

*任守幹(1665-1721年)・・字は用誉、本貫は西河、号は靖庵だが、清坪や遯窩とも言った。粛宗甲戌年(1694年)の謁聖文科に合格し、湖堂を経て辛卯年(1711年)に副使として日本へ派遣された後『東槎日記』を著述し、後に右副承旨を歴任した。
*道案・・僧侶や道師をほめて指す言葉。
*節・・・使者が隊列するとき、前に掲げる身分表示用の旗。

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