静岡市の文化財

お知らせ

2017.11.24文化財資料館 特別公開 静岡浅間神社平成の大改修 重要文化財 少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)本殿蟇股彫刻修復完成記念「かえるまた よみがえる2」を開催します。

 静岡浅間神社の大改修は、江戸時代後期に建てられた社殿(国重文文化財)を約20年(中断期間含む)の予定で順次修理を行っており、大改修の第1弾は、大歳御祖神社(おおとしみおやじんじゃ)本殿修理工事(H26~H28)でした。

 その第2弾となるのが、「少彦名神社」で、約2年をかけた工事が終了を迎えます。

 「少彦名神社」は、「神宮司社」または「神宮寺薬師社」とも呼ばれ、薬師十二神をまつっていましたが、明治の神仏分離により、像は大岩の臨済寺(りんざいじ)に移されました。現在は少彦名命を祭神とし、医薬・病気平癒の神社として信仰されています。

 本殿前面にあった拝殿は明治に撤去され、現在は、本殿のみ現存しています。本殿は、安永2年(1774)焼失の後、嘉永4年(1851)に再建されたものですが、昭和15年~18年に部分修理、昭和33年に台風による修理、昭和57年に修理が行われていました。

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 重要文化財の社殿には、十二支の蟇股彫刻(かえるまたちょうこく)が施されています。

 蟇股とは、寺社建築などで梁や桁の上にある、二本の水平材の間に設けられた曲線系の部材のことで、蛙が足を拡げたような形をしているからこの名前で呼ばれています。

 静岡浅間神社の社殿を飾る華麗な彫刻は、「諏訪立川流」という江戸時代後期から明治時代にかけて活躍した彫刻師の一門によって施されたもので、当時諏訪大社の下社の造営で名声が高まっていた諏訪立川流の一門を、幕府大造営となる静岡浅間神社に呼び寄せ、初代から親子三代、そしてその弟子に造らせました。

 静岡浅間神社の社殿群には、諏訪立川流一門によって手がけられた彫り物が随所に施されており、その後、広く立川流彫刻が知られていくきっかけとなった作品とされています。

 大改修の一環として、十二支蟇股彫刻は、外側に施されていた10点のみ社殿から取り外されていましたが、修復を終え、色鮮やかによみがえりました。今回は、本殿に戻す直前の期間限定で、12月17日(日)まで特別に公開します。

 蟇股彫刻は本殿の高い位置に取り付けられるため、間近でご覧いただけるのはこの期間のみとなり、この機会を逃すと、次に蟇股彫刻を見られるのは、50年後?!になってしまうかもしれません。

 ぜひ、文化財資料館にて修復された彫刻の美しさをご覧ください。



写真は少彦名神社十二支蟇股彫刻の一つ「申」

修復前は色あせており、申の顔がよく分かりませんでしたが、

蟇股修理前.jpg

修復後は申の毛並や柿の色使いなど鮮やかによみがえりました。

修理後.jpg




(主な展示資料)

・少彦名神社 干支蟇股彫刻 10点 



【開催期間】

 平成29年11月25日(土)~12月17日(日)



【主な展示資料】 

少彦名神社 干支蟇股彫刻 10点 



【会場・アクセス】

会  場  静岡市文化財資料館(静岡市葵区宮ヶ崎町102)電話(054)245-3500

アクセス  JR静岡駅前より徒歩25分、バス:安倍線・美和大谷線(乗車10分)、

      駿府浪漫バス(乗車25分)で「赤鳥居」下車すぐ

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