お知らせ
2017.10.06静岡浅間神社境内の静岡市文化財資料館で「版画と写真でよみがえる 静岡の原風景」を開催します。
文化財資料館第1回企画展では、平成29年10月7日(土)~11月19日(日)の間、海野光弘氏の「静岡三十五景」(島田市博物館所蔵)と、静岡市出身のアマチュア写真家関教司氏が写真に収めた昭和の静岡の風景と並べて展示します。
海野光弘氏は静岡市に生まれ、昭和52年から53年にかけ、版画『静岡三十五景』(旧静岡駅舎、浅間神社、清水山公園など)を制作しました。平成12年に遺族から全作品が島田市に寄贈され、島田市博物館分館「海野光弘版画記念館」に所蔵されています。
関教司氏は、昭和23年から平成5年まで市内で写真店を営みながら、静岡の移りゆく風景や人々の暮らしを撮影し続け、昭和32年の静岡国体では、行幸報道記録員として国体に関わりました。
海野光弘版画 静岡三十五景を、7つのエリア(①丸子路へ ②おまちへ ③おせんげんさんかいわいへ ④安倍川・藁科川流域へ ⑤海岸へ ⑥日本平へ ⑦草薙へ)ごとに分け、それに関教司が撮影した昭和の写真を照らし合わせながら35点を展示していきます。
版画と写真双方の魅力を合わせることで、まるで昭和50年代にタイムスリップしたかのように、静岡の原風景を甦らせていきます。
また、現在の状況がわかる写真や昭和を物語るモノ(テレビやレコードプレーヤーやカメラなど)も、所々に展示し、昭和の時代を思い起こすばかりか、現在との比較もできるように工夫して展示します。
この企画展によって静岡市を知る機会となり、郷土静岡のすばらしさを演出していきます。
この機会をお見逃しなく。
【開催期間】
平成29年10月7日(土)~11月19日(日)
【主な展示資料】
・静岡三十五景(札の辻 常夜灯など35点)(島田市博物館所蔵)
・白黒版画 縦11cm横13cm
・多色刷り版画 宇津ノ谷
・昭和の静岡市の写真(撮影:関 教司) 等
【関連イベント】
(1)講演会 「海野光弘作品を語る」
講 師 島田市博物館分館主任学芸員 朝比奈太郎 氏
日 時 10月29日(日) 午後2時~3時
場 所 静岡市文化財資料館 1階会議室 定員30名
(2)浅間通り商店街開催「浅間通りの昭和」昭和めぐりスタンプラリー
日 時 平成29年10月7日(土)~11月19日(日)
内 容 浅間通り商店街各店舗にて昭和のモノを展示します。文化財資料館がスタンプラリーポイントの1つとなっています。
(3)駿府九十六ヶ町 町名碑巡り(駿府ウェイブ主催)
日 時 10月14日(土)午前9時出発
集合場所 清水山公園
内 容 町名碑巡りの集合場所で、海野光弘版画静岡三十五景のうち、「旧静岡駅舎」「清水山公園」「宝台橋」「札の辻」「官庁街」の資料と企画展パンフレットを配付することで、資料館へ誘います。この資料には、版画(縮小版)と昭和の写真(縮小版)と解説を入れます。昭和の時代も思い起こしながら歩く材料を提供します。
【会場・アクセス】
会 場 静岡市文化財資料館(静岡市葵区宮ケ崎町102) 電話(054)245-3500
アクセス JR静岡駅前より徒歩25分、バス:安倍線・美和大谷線(乗車10分)、
駿府浪漫バス(乗車25分)で「赤鳥居」下車