東海道 東と西が出会う場所
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東海道と旅
旅を支えたもの
江戸時代は、庶民が旅をするために必要な要素である、①時間的・金銭的余裕、②治安の安定、③宿泊施設の整備、④統一貨幣の流通が揃ったことから、庶民の旅が急増した時代でした。
宿泊施設など旅のハードが整うと同時に、旅心をかきたてる旅行案内である道中記や地図が多く出版されました。
江戸時代の旅は数ヶ月かかる場合もありました。長期間の旅を支えるため、為替の整備や荷物運搬のサービスが整備されました。
旅の楽しみ
旅の目的として最も多いのは社寺参詣や湯治でした。また、訴訟のための江戸行きも庶民にとっては楽しみの一つでした。旅人を迎える宿場や寺社では、旅人の心をひきつける名物が誕生しました。市域の宿場では、丸子宿のとろろ汁や興津宿の万能膏・興津鯛などが名物として有名でした。

丸子宿

府中宿

江尻宿

興津宿

由比宿

蒲原宿
「五十三次名所図会」蔦屋吉蔵版 歌川広重 静岡市蔵