歴史博物館建設中
2021.11.09施設の正式名称をお知らせします!
これまで「(仮称)静岡市歴史文化施設」と仮の名前で呼んでいた施設の名称が、
正式に「静岡市歴史博物館」となりました。
静岡市歴史博物館では、静岡市に脈々と息づく豊かな歴史や文化を、静岡市に暮らす市民の皆さんはもちろん、
市外や県外の方々にも発信していきます。
静岡の歴史を知り、かつてこの土地に暮らした人々の思いに触れることで、
静岡市への愛着がより深まるような博物館を目指して、現在展示製作や建設工事を進めているところです。
開館は令和5年1月の予定です。
開館までの詳しいスケジュールについては決まりしだいお知らせしていく予定ですので、楽しみにお待ちください。
館内の紹介等についてはこちらの歴史博物館チラシをご覧ください。
【東御門橋から見た歴史博物館イメージ図】
展示資料や複製資料製作の様子などについても引き続き紹介していきます。
これまで何度か紹介してきた家康所用甲冑の復元模造品製作も着々と進行中です。
この復元模造品は、家康の一生を象徴する2領の甲冑を、家康が着用した当時の様子そのままに復元するものです。
復元する甲冑2領のうちの1領である「紅糸威腹巻(くれないいとおどしはらまき)」(静岡浅間神社所蔵)が、
現在静岡市文化財資料館の閉館前最後の企画展で展示されています。
復元模造品製作について紹介するパネルを一緒に展示していただいていますので、
ぜひこの貴重な機会に現地でご覧になってみてください!
【文化財資料館に展示中の紅糸威腹巻(静岡浅間神社所蔵)】
【復元模造品製作のために染められた糸】
今、資料館で展示されている原物の紅糸威腹巻の糸の色と比べると、とても鮮やかなことが一目でわかります。
資料館の展示パネルにも紅糸の写真が載っているので原物の糸の色とぜひ比べてみてください。
この腹巻を着用した当時、13歳くらいだった若武者の家康にふさわしい鮮やかな紅色です。
【細部まで模様が彫り込まれた金具】
こういったとても小さな飾り金具も含めて、復元品の部品はすべて職人さんによる手作業で製作されています。
当時の技術を忠実に再現し、ひとつひとつ丁寧に製作される部品にも注目してみてください。
展示されている原物の紅糸威腹巻をじっくり観察し、写真の金具がどこに使われているか探してみましょう!
展示パネルには他にも製作中の部品の写真が掲載されていますので、原物の紅糸威腹巻と見比べながらぜひご覧ください!
静岡市文化財資料館、最後の企画展について、詳しくはこちらの「浅間神社の御神宝展」チラシをご覧ください。
紅糸威腹巻の他にも静岡浅間神社の御神宝が数多く展示されています。
12月26日(日)まで開催しています、貴重な機会ですのでぜひ資料館へ足を運んでみてください!