歴史博物館建設中
2020.08.27トークセッション「駿府城公園エリアから静岡市の未来を考える」を開催しました!
8月13日(木)、静岡市民文化会館中ホールで、トークセッション「駿府城公園エリアから静岡市の未来を考える」を開催しました。
当日は、厳しい暑さの中にもかかわらず約300名の方にご参加いただきました。
ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました!
また、新型コロナ感染症拡大防止のため、入場口での検温、消毒等にもご協力いただき、ありがとうございました。
まず、会の前半では駿府城公園周辺エリアで進められている事業の内容や進捗状況について、それぞれの担当者から報告が行われました。
報告内容と報告者は以下のとおりです。
・静岡市民文化会館再整備経過報告
報告者:株式会社シアターワークショップ 代表取締役 伊東正示氏 (リモート出演)
(静岡市民文化会館再整備方針、基本計画等策定業務受託者)
・駿府城跡天守台の発掘調査報告と野外展示
報告者:静岡市歴史文化課 副主幹 松下高之
・歴史文化施設建設工事設計完了報告
報告者:有限会社SANAA事務所 建築家 妹島和世氏、西沢立衛氏 (リモート出演)
(歴史文化施設 設計者)
・歴史文化施設展示工事設計完了報告
報告者:静岡市 歴史文化拠点推進監 中村羊一郎
㈱シアターワークショップと(有)SANAA事務所の皆さんは東京からのリモート出演となりました。
報告が終わり、会の後半からはいよいよトークセッションのはじまりです。
リモート出演の方も含め、登壇者の皆さんと会場の皆さんの様子がスクリーンに映し出された状態で
トークセッションは進められました。
トークセッションには前半に行われた報告から引き続き、(株)シアターワークショップの伊東正示氏、
(有)SANAA事務所の西沢立衛氏、歴史文化拠点推進監の中村羊一郎が登壇しました。また、この3名に加え、
企業組合 針谷建築事務所 所長の鳥居久保氏も登壇しました。針谷建築事務所は昭和53年に開館した、
現在の市民文化会館の設計を行った事務所です。
それぞれの担当者が、歴史文化施設の設計や市民文化会館再整備に対する想いを語ってくれました。
登壇者の方々の想いのこもったお話を聞き、参加者の皆さんは駿府城エリアが持つ大きな可能性を
感じることができたのではないでしょうか。
40年以上の歴史と市民の皆さんの想いがつまった市民文化会館は、壊して建て直すのではなく、
バリアフリーに加え、現代に適したホール機能の向上及び市民の皆さんの創造活動を推進する機能を拡充させる
「創造的改修」を行い、再整備を進めます。まちなかの色々な場所、舞台とつながりながら
「まちは劇場」の核となっていきます。
駿府城公園では今後、東御門・巽櫓の展示リニューアルを行います。駿府城の歴史について
わかりやすく学べるよう、最新の調査成果を反映した展示内容に生まれ変わります。
さらに天守台発掘調査現場の野外展示の整備も進めていきます。
新たに誕生する歴史文化施設と連動しながら「歴史文化のまちづくり」の核として、
さらに魅力が高まっていきます。
【これからの駿府城エリア イメージ図】
今回のトークセッションを通じて、「歴史文化のまちづくり」と「まちは劇場」のまちづくりが
相互に関わりあい、結びつくことによって市民の皆さんの楽しみや活躍の場が広がり、
駿府城エリアの魅力もさらに高まっていくという、未来の可能性を思い描くことができました。
そしてこの魅力や効果が、ここだけにとどまらず、周辺エリアやさらには市全体へ広がっていくような
イメージも共有することができたように思います。
トークセッション終了後は、来場者の皆さんからご質問やご意見、ご提案を発表していただきました。
会場でいただいたご意見のほかに、アンケートでもたくさんのご意見、ご感想をいただいております。
アンケート結果については、集計後こちらに掲載させていただきますので、それまでお待ちください。