歴史博物館建設中
2019.05.17「臨済寺資料調査中間報告講演会」を開催しました!
5月11日(土)、アイセル21で「臨済寺資料調査中間報告講演会」を開催しました。
当日は約260名の方が集まり、会場は満席となりました!
実際に調査に携わっている静岡大学の本多隆成(ほんだたかしげ)先生と松本和明(まつもとかずあき)先生の
お話が伺える貴重な機会とあって、開場と同時にどんどん座席が埋まっていきました。
まず、資料調査を担当する静岡市の職員から、調査の様子や手順について説明があり、
続いて、本多先生の講演が始まりました。
【本多隆成静岡大学名誉教授の講演の様子】
本多先生は今川氏と臨済寺の関係や、その歴史についてわかりやすく説明してくださいました。
また義元の政策や領国支配について、そして京都の公家衆との関りが深かった今川氏による、
豊かな今川文化についてもお話されました。
続いて、松本先生の講演です。
【松本和明静岡大学人文社会科学部准教授の講演の様子】
松本先生は、臨済寺の本寺である妙心寺との関係や、駿府周辺の末寺への指示体制などを
資料調査の内容を絡めながら説明してくださいました。また、寺領大岩村「領主」としての臨済寺など、
様々な視点から近世の臨済寺を解説してくれました。
来場者の皆さんはメモを取るなどしながら、熱心にお二人の講演に耳を傾けていました。
今年度の資料調査も順調にスタートを切り、着々と調査が進められています。
今後も進捗状況などをこちらのブログで報告していくので、ご期待ください。