静岡市の文化財

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中世の静岡市

今川氏(いまがわし)は、室町幕府を開いた足利氏の親せきに当たります。戦で活躍(かつやく)したことから、1338年に駿河国(するがのくに):現在の静岡県中部の軍事と政治を行う守護職(しゅごしょく)に命じられ駿河にやってきました。

その後、今川氏は戦国時代までのおよそ230年間、うち約70年間は駿府(すんぷ)を拠点(きょてん)とし、「今川かな目録」という法律を制定するなど、先進的な領国経営(りょうごくけいえい)を行いました。

また、今川氏は京都とのつながりが強く、今川氏を頼って駿府に来た京都の公家(くげ)たちによって京都の文化がもたらされました。

今川氏は氏親(うじちか)・氏輝(うじてる)の代には増善寺(ぞうぜんじ)を菩提寺(ぼだいじ)とし、義元(よしもと)・氏真(うじざね)の代には軍師雪斎(せっさい)のいた臨済寺(りんざいじ)を菩提寺としたので、増善寺と臨済寺には今川氏に関する歴史資料(れきししりょう)が多く残されています。

【今川氏ゆかりの寺院】

臨済寺・増善寺・柴屋寺(さいおくじ)・龍雲寺(りゅううんじ)・清見寺(せいけんじ)・徳願寺(とくがんじ)

「今川義元像」臨済寺蔵

「今川義元像」臨済寺蔵

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