受け継がれてきた民俗文化
- HOME
- 受け継がれてきた民俗文化
- しずおか民俗歳時記
- アゲドーロー
しずおか民俗歳時記
アゲドーロー
- 実施日
- 8月13日~16日
- 会場
- 葵区富厚里ほか
中藁科地区の各集落では、お盆にアゲドーロー(揚げ灯籠)といって20メートルほどの高い灯籠を立て、松明を投げ上げて火をつける火祭りが行われています。
富厚里では、8月13日の朝早くからアゲドーローの準備を始めます。太いモウソウチクを柱にし、その先端を四つ割にして大小の輪をはめ漏斗状に広げます。これに麦藁の束を巻き付けて籠を作り、中にカンナ屑、オガ屑、麦殻、麦藁、豆殻などを詰めます。さらに、青竹、花火、爆竹、鉄粉、炭の粉なども入れて蓋をします。こうして、広場に大人用と子供用の大小2本のアゲドーローを立てます。夕方、人びとが集まり盆踊りが行われ、引き続き投げ松明によるアゲドーローへの点火が始まります。首尾よく火がつくと、爆竹や花火がにぎやかに飛び出し、人びとの歓声が沸き起こります。