受け継がれてきた民俗文化
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しずおか民俗歳時記
田代のカワムカエ
- 実施日
- 1月3日
- 会場
- 葵区田代集落南入口
大井川の上流、井川地区の田代は市域最北端にあります。ここでは1月3日に、火防を願って秋葉講が行われます。まず、浜松市天竜区春野町の秋葉神社へと当番の代表者2人が参拝に行き、お札とお祓いした賽銭をうけてきます。
代参者が田代へ帰ってくるとき、集落の入口で講の仲間が迎える行事があり、この行事のことを、カワムカエと呼んでいます。代参者が帰ってくる午後3時頃、花火を合図に村の入口にある秋葉山常夜灯前に人びとが集り、神職による神事が始まります。フデとよばれる藁束にお神酒をつけて代参者を迎え、常夜灯にうけてきたお札をしばり祝詞をあげます。この後、直会をしてから代参者と当番が賽銭をまきます。これを人びとが競って拾い、家に持ち帰ります。秋葉さんの賽銭は火伏せのお守りとして、紐でしばって台所など火を使うところに一年間吊しておきます。