静岡市の文化財

受け継がれてきた民俗文化

指定無形民俗文化財

静岡浅間神社廿日会祭の稚児舞

静岡県指定無形民俗文化財

指定年月日
昭和56年3月16日
保存団体
静岡浅間神社
実施日
4月5日
会場
静岡浅間神社(葵区宮ヶ崎町)
アクセス
JR静岡駅からバス安倍線・赤鳥居下車

静岡浅間神社では、4月初旬に廿日会祭という祭礼が行われます。廿日会祭は、昔から町場のみならず山間部や市外からも大勢の見物客が詰めかける、静岡を代表する祭礼でした。

この祭礼のクライマックスを飾るのが稚児舞です。祭りの最終日である4月5日、稚児がお踟(各町の出し物)とともに市内を行列して神社に到着すると、大祭に引き続いて華やかな舞楽が奉納されます。

廿日会祭の歴史は古く、戦国時代の公卿、山科言継が稚児舞を見物したと『言継卿記』に記されています。当時は、建穂寺(葵区建穂・現在は廃寺)の稚児舞を浅間神社で奉納していたようですが、近世以降、稚児役は幕臣の子弟、町衆の子弟へと変化しました。現在では氏子の中から稚児役が選ばれますが、「安摩」という演目に登場するズジャンコ舞(二の舞)だけは、建穂の人々が担当しています。

現在伝承している舞は「振舞」「納曽利」「安摩」「還城楽」「太平楽」の五段です。

みどころ

「安摩」は、二人の稚児が優雅に舞う演目ですが、舞の途中でズジャンコ舞と称する「二の舞」が登場します。「二の舞を踏む」という言葉の語源となった舞で、ジジとババの面を付けた舞役が、稚児のまわりを安摩の舞をまねて滑稽に舞います。この舞を見て稚児が笑うとその年は不作になる、などと言われているそうです。

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