- HOME
- デジタル企画展
- 第1回 駿府で愛されたお菓子 〜扇子屋と駿府・静岡〜
- 第1章 菓子商 扇子屋庄兵衛
第1回 駿府で愛されたお菓子 〜扇子屋と駿府・静岡〜
第1章 菓子商 扇子屋庄兵衛
貞享・元禄の頃、江戸幕府5代将軍徳川綱吉の生類憐れみの令が出された一方、赤穂浪士による吉良邸討ち入りが行われた時代のことです。
江戸進出を夢見た一人の近江商人が、駿府を通りかかった際に扇子を拾いました。彼の名は庄兵衛、扇子を拾ったことを吉兆ととらえ、駿府札ノ辻町に菓子商「扇子屋」を開きました。以来300年、扇子屋は駿府を代表する菓子商として人々に愛されました。
近江商人庄兵衛は、なぜ江戸を目指したのでしょうか。そして、歴代の庄兵衛はどのようにして駿府を代表する菓子商となっていったのでしょうか。
[左:江戸時代ののれん下絵、 右:5代 庄兵衛]
[扇子屋店舗図]