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文化財ブログ
2021.05.31お城鑑賞の豆知識
皆さんはお城を見る際、石垣に注目したことはありますか?
お城(天守)自体に注目しがちですが、石垣に注目してみるのも面白いです。
そこで、お城鑑賞をもっと楽しむための石垣についての知識を
発掘現場で見られる石垣とともに紹介します。
こちらの3つの写真は、駿府城公園と天守台跡発掘現場内で撮った石垣の写真です。
【①天正期天守台西辺】 【②慶長期天守台西辺】 【③駿府城公園二ノ丸御門】
同じ石垣ですが、石の形や積み方など見た目が違うことに気付きます。
実は石垣を見ることによって、作られた時代がある程度分かります。
↓↓↓ より詳しく知りたい方は、以下に各石垣の説明を載せますので、見てください。 ↓↓↓
①の石垣は、野面積み(のづらづみ)といい、この3つの写真の中で一番古い時代(天正期)の石の積み方で、発掘現場の「天正期天守台」で見られます。加工していない石をそのまま積み上げています。
②の石垣は、打込接ぎ(うちこみはぎ)といい、①の石垣よりも新しい時代(慶長期)の石の積み方で、
発掘現場の「慶長期天守台」で見られます。
石を割って加工し、隙間に小さな石を詰めて積み上げています。
①の野面積みとは違い、石を割るという手間を加えています。
石と石の隙間が減り、見栄えが良くなっています。
③の石垣は、切込接ぎ(きりこみはぎ)といい、こちらも慶長期ですが、②の石垣よりも少し新しい時代の石の積み方です。
発掘現場の「慶長期天守台」や「二ノ丸の石垣」で見られます。
整形した石を隙間なく積み上げています。
②の打込接ぎに比べると、石の大きさも揃い、隙間なく綺麗に積まれているのが分かります。
このように、石垣はその時代によって特徴があります。
石垣を通して石の加工技術の進歩や時代背景が分かるってすごいですよね!
発掘現場では、紹介した石垣を生で見ることができます。
実際に発掘現場に足を運んで鑑賞してみてください。