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文化財ブログ
2020.06.19出土品の洗浄作業を紹介します!
駿府城跡天守台発掘調査現場も暑くなってきました。【緑が茂ってきました(見学ゾーン西側)】
令和元年度で直接現場を掘る掘削作業は終了しましたが、調査結果をまとめて記録に残す整理作業は現在も行っています。
そんな作業の一つに、掘り出された出土品を洗浄する仕事があります。
出土品の多くは瓦で、掘り出されたままの土がついた状態で残されていますので、瓦の状態の確認をしながら、水で洗って土を落としていきます。
洗浄前に瓦を水につけて、土を落としやすくします。
【水は瓦が隠れるくらいまで】
大きなタライに水を溜めていきます。水の量は洗浄するものによって調整しています。
【洗浄の準備】 【土を落とすためのブラシと筆】
きれいな水が入ったタライ、洗いに使うブラシや筆を用意したら準備完了です!!
【表裏側面とまんべんなく丁寧に洗います(写真は割れた部分を洗っている様子)】
傷や割れた部分には土が残りやすいので、破損に注意しながら丁寧に洗う必要があります。
出土品によっては、柔らかい筆を使って洗うこともあります。
【洗いの様子】 【水が土で真っ黒に】
水があっという間に汚れてしまうため、水を何度も交換しながら進めます。
表面の汚れを確認しながら洗って、土が全て取れたらきれいな水に入れて最終的な洗浄をします。
洗浄が終わったら、網の上に並べて乾かします。
【天日干しの様子】
乾燥はしっかり、水分が完全になくなるまで行います。
厚い瓦などは乾燥に何日もかかることがあります。洗浄作業は屋外で行うことが多く、冬は寒さ、夏は暑さと蚊の攻撃と戦いながらの作業です。
【蚊取り線香は必需品!】