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2018.12.25家康の天守台と同じ高さのポールが立ちました!

2018年も残りわずかになってきましたが、駿府城跡天守台発掘現場は動き続けています。

IMG_2522.JPG【西辺より】

12月18日(火)には、大きな動きが二つありました。

一つ目は、徳川家康が慶長12年(1607)に築いた駿府城の天守台の高さを表す12mのポールが発掘現場の北側に設置されたことです。

IMG_2534 丸付き.JPG【見学ゾーンより】


「天守台の高さは当時の地上から12mもありました」という説明を聞いても、実際の高さはピンとこないのではないでしょうか?

そこで、地上から12mの目安となるポールを立てて、天守台の高さを実際にその目で確認できるようにしました。

見学ゾーンのどこからでも見ることができるので、天守台の規模を捉えるのに役立ちます。

IMG_2529.JPG【高さ12mのポール】

北側の見学ゾーン奥にありますので、ぜひ近くまで足を運んでその高さを実感してみてください。


2つ目は、豊臣の天守台北辺に本格的な掘削作業に入ったことです。

IMG_2531.JPG IMG_2544.JPG

表面の土を取り除く作業は重機を使います。

土砂のほかに大きな石も沢山出てきましたが、それは天守台の一部だった石垣の石です。

何らかの理由で本来積まれていた場所から動いてしまった為、掘り出して別の場所で保存します。

IMG_2523.JPG IMG_2532.JPG

重機で表面の土を取り除いた後は、作業員が人力で丁寧に石垣を掘り出していきます。

IMG_2535.JPG【富士山をバックに作業】

どこをどんな方法で掘っていくかについては、発掘調査員が重機のオペレーターや作業員に細かい指示を出します。

IMG_2540.JPG【見学ゾーン南東から】

調査の進展により新しい発見があるかもしれません。

今後の発掘調査にも注目してください!

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