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文化財ブログ
2017.04.06これで発掘調査がまるわかり!?発掘コラム②
駿府城跡天守台発掘調査では、常に現場を公開していますが、どのような作業を何のために行っているのか分からないという声が届きました。そこで、考古学の知識や作業方法などを紹介する「発掘コラム」を不定期連載中です。
第2回目は、「出土品の整理作業」についてご紹介します。
調査で見つかった出土品は、発掘したら終了!ではなく、どこから出土したのか、出土品の状態はどうなのか等、きちんと記録を残す必要があります。後になってよく観察したら瓦に金箔がついていた!などということもあるためです。こうした出土品の記録を取る作業を「整理作業」といいます。
整理作業では、図面やデータを取る前の準備として「洗浄(※1)」や「注記(ちゅうき、※2)」を行います。
※1 洗浄...出土品に付いている泥などを洗い落とす作業
※2 注記(ちゅうき)...出土した日や場所を記号化した管理番号を出土品に記す
現在、天守台の上から出土した瓦を整理するため、洗浄をし、乾燥させ、注記しています。
洗浄は、あまりに瓦の量が多く水を使う作業のため屋外で行っています。寒風吹きすさぶ中も続き、陽だまりを探しながらの作業です。
瓦は厚く、中までよく乾かすために乾燥には4~5日位(もっとかかる場合もある)の時間が必要で、それから注記に入ります。
今回の調査では、「2016SNⅠNo.○○」を使用し注記を行っています。
きゃっしるに展示中の出土品にも、白い文字で注記がされていますので、ぜひ観察してみてくださいね。
【洗浄作業の様子】
【注記は小さな字で読みやすく書く、大変な作業です】