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文化財ブログ

2017.03.13今年度の発掘調査を振り返って

昨年8月から開始した今年度の調査では、駿府城の天守台西側一辺最大で高さ約5.6m、南北方向に68mほど残る石垣が見つかりました。これは、絵画資料に残る天守台石垣の寸法とほぼ同じでした。

調査を担当して、天守台を平面から見ただけでは、火災や地震などの崩落による修理で新たに使用した栗石なのか、それとも排水用に元々使用されていた栗石なのかを判断することはとても困難であるため、石垣の積み方(側面)と栗石(排水用)検出状況の断面を注意深く観察し、造成や積み直しの年代を推定する必要があると感じました。

平成28年度の調査は、2月末で終了しました。3月から4月までは、平成29年度の準備期間となっています。5月頃から重機による掘削作業を開始して、調査終了は同じく来年2月を予定しています。
今年度の発掘調査は終了しましたが、見学ゾーンと発掘情報館「きゃっしる」は開館していますので、みなさまのご来場をお待ちしています。

【天守台石垣西辺 北より】

IMG_1816.JPG

【裏込め石および裏込巻石と直行する石列 西より】

IMG_1821.JPG

【今年度の調査範囲】

見える化1年目平面図.png

【来年度の調査範囲】
発掘2年目計画図.png

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