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文化財ブログ

2017.03.21三保松原2016年度ご報告(行事編)

2016年度ももうすぐ終わり、2016年は三保にとって大事な節目の年でした。

日本新三景が発表されたのが1916年3月5日

第二次世界大戦下のフランスで羽衣を舞ったエレーヌ・ジュグラリスが生まれたのが1916年4月23日

それから100年経った今、国の名勝そして世界の文化遺産としての松原と富士山が織りなす風致景観を、未来に引き継ぐために、保全活用が進められています。

2016年記念事業実行委員会主催の記念事業の実施報告書三保松原2016記念事業.pdf(2.79 MB)ができましたので、それと合わせて三保での一年間の行事をご紹介させていただきます。

2016625日(土)三保松原感謝祭・三保伝承芸能祭・あかりともるよる

森林総合研究所東北支所の中村克典先生による松原保全研修からスタートし、静岡農業高校松葉研究班による松葉食品やJA婦人部による地元農産品の販売、御穂神社での舞楽、舞踊、謡曲などの発表のほか、三保生涯学習交流館やみほナビの中では日本新三景やエレーヌ・ジュグラリスにまつわる特別展示、古の三保松原写真展が行われました。夜には「あかりともるよる」で幻想的な三保松原を堪能しました。

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三保第一小学校6年生による唱歌、三保羽衣謡隊による謡曲「羽衣」、花柳徳右門による舞踊「三保が洲崎」

図1-2.jpg

松原保全研修、あかりともるよる

2016827日(土)エレーヌ夫人生誕百年記念シンポジウム

エレーヌ夫人にまつわる品々や映像の記録を見たほか、フランスでの調査の様子などを椙山女学園大学脇田泰子准教授にお話しいただき、エレーヌがより身近に感じられるようになりました。

先生の研究の中では、清水中央図書館に展示されているエレーヌの楽譜「HAGOROMO」の再現も試みられています。こちらをご覧になってからエレーヌの遺品を眺めると、また新しい感覚が得られるかも...

天女登場の謡の部分:https://www.youtube.com/watch?v=yPJo3aI8Mdg

漁師(伯梁)の登場する場面の囃子:https://www.youtube.com/watch?v=XNAfyChKY80

図2.jpg

2016108日(土)羽衣まつり エレーヌ夫人生誕百年祭

あいにくの雨により松原内に設置した特設舞台を使用できず、清水第五中学校にて舞楽「羽衣の舞」、清水マリナートにて能「羽衣」が上演されました。
平成29年度は10月7日(土)に開催予定です。

図3.jpg
エレーヌの碑、羽衣の舞保存会による舞楽「羽衣の舞」

20161113日(日)サイクルフェスin三保

タンデム自転車解禁に合わせてのサイクルフェスが開催されました。静岡清水自転車道のサイクリングはおすすめですが、松原内は自転車走行禁止ですのでお気を付け下さい!

20161119日(土)三保サミット

雨の中、ウォーキングや松葉掻き、そして顕微鏡観察をしていただきました。

http://www.shizuoka-bunkazai.jp/blog/201611/post-112.html

20161210日(土)三保松原保全研修・間伐編

間伐材を用いて、クリスマスやお正月の飾り物をつくりました。

http://www.shizuoka-bunkazai.jp/blog/201612/post-119.html

2017219日(日)条例施行記念イベント

http://www.shizuoka-bunkazai.jp/blog/201702/post-136.html

http://www.shizuoka-bunkazai.jp/blog/201702/post-137.html

三保地区の文化を伝える中心的役割を果たし、年中行事でも大活躍しているのが、三保地区まちづくり推進委員会の文化伝承委員会です。文化伝承委員会の中にはいくつかのグループがありますが、その中のひとつ、「ボランティアガイド三保の松原案内人」では現在新メンバーを募集中です。自治会の中の組織ですが、三保にお住まいの方以外も案内人になることができます!三保の文化を学び、伝える役割を担ってみませんか?三保生涯学習交流館で月1回の会合(勉強会)があります。

ボランティアガイドについてのお問い合わせ先:竹下(清水区三保2414-3 TEL/FAX:054-334-0150)

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