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文化財ブログ

2017.02.27古の松原を稽え、未来の松原をつくる!前編

2月23日「富士山の日」「静岡市世界遺産三保松原保全活用条例施行記念日」を前に、三保松原にて記念イベントを実施しました。

富士山と海と松を臨む清水三保海浜公園に、14団体200名を超える皆さんにお集まりいただきました。

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なぜ松原を守らなければならないのか、なぜ松葉が地面に積もりすぎると松によくないのか、マツ材線虫病抵抗性マツとはどんなマツなのか、といった説明の後、松葉掻きグループと植樹グループに分かれて、富士山に見守られながら活動を行いました。

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植樹グループは、先日ボランティアによる草取りを実施した場所にて、マツ材線虫病抵抗性マツ220本と道路サポーター三保つるの会のみなさんが育てた苗80本を植えました。

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「いまあるマツくらいに大きくなるまで何年かかりますか?」

「60年くらいかなぁ。」

「え~そんなに時間かかるの?」

「おばあさんになっても見に来てあげてね!」

参加した地元の小学生のみなさんと、そんなお話をしました。マツが大きくなるのには時間がかかりますが、大切に見守っていきたいですね。

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清掃グループは、松林の中で松葉やゴミを集めました。

松葉を完全に回収してしまうのもよくないと言われたけれど、集めても集めてもなくなる気配はありません...

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チクチクしてうんざりしてしまう大量の松葉ですが、この頑丈な松葉のおかげで松が立派に成長できます。3年間(クロマツの松葉は約3年で落葉します)お疲れ様でした。

今回は松葉を中心に回収しましたが、松原保全のためには雑草を取ることも大事です。三保松原ではボランティアによる草取りも定期的に実施されています。三保松原のために何かやりたい、何をするべきか学びたい、という方は、ぜひ文化財課(054-221-1019)までお問い合わせください!

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植樹・清掃には以下の団体のみなさま並びに議員のみなさまにご協力いただきました。この場で改めて御礼申し上げます。

○静岡市立清水三保第一小学校

○東海大学付属静岡翔洋小学校

○ボーイスカウト静岡県連盟清水地区

○ガールスカウト清水連絡協議会

○清水海洋少年団

○静岡市子ども会連合会(清水)

○ボーイスカウト静岡県連盟静岡地区

○静岡市立清水桜が丘高等学校 囲碁将棋部・科学部

○三保地区連合自治会、名勝保存会、ボランティアガイド

○年金受給者協会

○道路サポーター三保つるの会

○静岡市世界遺産三保松原巡視員

○株式会社宇式通信システム

○日東富士製粉株式会社 静岡工場

○三井・デュポンフロロケミカル株式会社 清水工場

○池邨義満市議会議員

○内田隆典市議会議員

○栗田裕之市議会議員

○望月厚司市議会議員

(敬称略)

後編へ続く...


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