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文化財ブログ

2016.12.28県指定天然記念物「家康手植の蜜柑」を収穫しました!

12月8日(木)、県指定天然記念物「家康手植の蜜柑」を収穫しました。
今年は、田辺市長をはじめ、静岡市立城内中学校2年生が参加し、お手植え蜜柑の収穫と試食を体験しました。
城内中学校2年生は、静岡市と連携して歴史文化施設建設に向けた郷土学習に取り組んでいます。

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お手植え蜜柑の収穫と試食を通じて、身近な歴史資源を「見る」、「聞く」だけでなく、歴史を「触る」、「嗅ぐ」、「味わう」といった五感で感じられる貴重な体験ができました!

(みかんカード)

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蜜柑を試食した後は、中学生が蜜柑の感想等を「みかんカード」に記入しました。

この「みかんカード」は配布用の蜜柑に同封することで、「家康手植の蜜柑」PRに活用しました。

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配付用蜜柑の完成です!

中学生が心を込めて1つ1つ袋詰めしてくれました。

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蜜柑の収穫と試食体験後に、駿府城跡天守台発掘現場を見学し、学びを更に深めました。

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生徒が駿府城跡天守台発掘現場見学を行っている間も、文化財課の職員やボランティアの方たちが一丸となって蜜柑の収穫を行いました。

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この日収穫された蜜柑は例年の約半分。

蜜柑の生育を良好に保つため、摘果の量を調節したことで、今年は収穫量が少なめとなっています。

「家康手植の蜜柑」は、小ぶり、香りが強い、種が沢山ある、酸味が強いという特徴があり、静岡地方のみかんの起源を知る上で貴重なため、昭和25年3月14日に静岡県の天然記念物に指定されました。

美味しく品種改良された現代のみかんとは味も見た目も違っているんです。

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ちなみにこの蜜柑の木には、こんなに長いトゲがあるんですよ。

収穫した蜜柑は、12月10日(土)には日本平動物園と静岡市文化財資料館にいらした方々に先着で振る舞われました。

また、静岡商工会議所 観光・飲食部会による「余ハ此處ニ居ル(ヨハココニオル)」プロジェクトと連携して、「家康手植の蜜柑」を活用していきます。

活用の第一弾は、「家康手植の蜜柑」を使用したお菓子です。

2月中旬頃発売予定です!!

詳細が決まり次第、またブログに情報をアップしていきますのでお楽しみに!!!

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