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2016.10.19第3回目「東海道図屏風」修復作業の歴史文化課担当者による見学会レポート

10月19日(水)に第3回目の「東海道図屏風」修復作業の見学会を実施しました。

今回、参加者には屏風の絵の描いてある紙(本紙:ほんし)の裏に貼ってある紙(肌裏紙:はだうらがみ)を剥がす作業と、虫などによって本紙に穴が開いている箇所を、裏側から補修用の和紙で繕う作業を見ていただきました。

肌裏紙を剥がしている様子リサイズ.JPG

  ピンセットを使って肌裏紙を剥がす作業をしているところ

また絵の周りに一周する布(縁裂:へりぎれ)の紹介もしました。布選び一つで屏風の印象もガラっと変わるのでいくつか選ぶポイントを説明した後は、

参加者から「緑系の布が似合うのでは?」「いやいや、濃い青のほうが格好いいのでは?」など、いろいろな意見がでました。

裂地取り合わせの様子リサイズ.JPG

  布(縁裂)をあてている様子

次回の見学会も申込みが終了していますが、このページで随時作業の様子を紹介していきます。


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