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令和5年12月15日 静岡市 観光交流文化局 歴史文化課長

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2016.10.06第2回目「東海道図屏風」修復作業の歴史文化課担当者による見学会レポート

9月29日(木)に第2回目の「東海道図屏風」修復作業の見学会を実施しました。

参加者には第1回目につづき第2回目も、屏風の絵の描いてある紙(本紙:ほんし)の裏に貼ってある紙(肌裏紙:はだうらがみ)を剥がす作業を見ていただきました。

裏面から霧吹きで均等に紙を湿らせていき、ピンセットで少しずつ肌裏紙を剥がしていく作業を見た参加者からは、「すごーい」「細かーい」といった声が上がっていました。元々和紙は厚さが薄いことが特徴ですが、湿りを帯びた和紙は破けやすくなるので慎重な作業が必要になります。

また、修復の道具や材料を紹介した際には、糊を炊いてから10年程ねかせたもの(古糊:ふるのり)を見てもらいました。甕(かめ)の中の古糊は微生物などの働きで発酵が進み、表面に黒色の黴の層やチーズのような層ができています。修復ではその下の古糊を使用します。

修復見学会20160929 (1).JPG

はいどうぞと渡されたチーズのような層の古糊を恐る恐る観察する参加者たち、思い切ってにおいをかいでみる参加者も・・・。どんな匂いがしたのでしょうか?

次回以降の申込みも終了していますが、このページで随時作業の様子を紹介していきます!

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