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文化財ブログ

2016.09.20第1回目「東海道図屏風」修復作業の歴史文化課担当者による見学会レポート

 910日(土)に第1回目の「東海道図屏風」修復作業の見学会を実施しました。

 申込みいただいた方が続々と会場に集まる中、「東海道図屏風の魅力を知っていただきたい!」「文化財を後世に残していくには、いろんな人の手が必要なんです!」というメッセージを伝えるべくドキドキしながら開始時間を待ちました。

 静岡市からは、現在進めている歴史文化施設建設計画のことや、東海道図屏風には何が描かれているのか。という説明を行いました。その先は墨仁堂さんにバトンタッチして、文化財修復とはどんな仕事なのか、東海道図屏風はどんな修復をしていくのかというお話をしていただきました。

修復見学会20160910 (54).JPG

 屏風の模型を使って参加者に構造を説明する墨仁堂の山口さん

 そしていよいよ修復作業の部屋へ。屏風を近くで見学する時に、万が一にも咳や話をするときの唾が文化財にかかるのを防ぐために、マスクを着用していただきました。

 今回は屏風を解体した後の姿を見ていただきました。岩絵具や細かな描写を顕微鏡を使ってモニターに映し出したり、墨仁堂の方に質問に答えていただくなどの見学の様子を見ながら、参加された方の関心の高さに驚きました。

修復見学会20160910 (72).JPG

 解体後の屏風に下から光を当てて、場所により紙の厚みが違うことを観察している様子

次回以降の申し込みは終了していますが、このページで随時作業の様子を紹介していきます!

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