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文化財ブログ
2015.05.01黄金(こがね)色に輝く、こけら葺きの屋根ー臨済寺本堂の保存修理事業が完了しました!ー
静岡市街地の北はずれにある臨済寺(葵区大岩町)です。
今川義元が、兄である氏輝(うじてる)を弔うために、
創建した寺院で※、
本堂は、国の重要文化財に指定されています。
この本堂、
戦国時代の兵火で焼失したものを、
徳川家康が再建したと伝えられています。
このほど、
20年ぶりに保存修理が行われ、
傷みのひどかったこけら葺きの屋根も
葺き替え作業が終わりました。
こけら葺きとは、
木材の薄い板を何枚も重ね合わせる屋根葺き手法のひとつ。
臨済寺本堂の屋根は、
もともとこけら葺きだったのですが、
実は、明治19年(1886)の修理の際、
瓦葺きに改められていました。
平成5年に行われた前回の修理工事で、
江戸時代の姿に戻すこととなり、
こけら葺きに復元されたのです。
こけら葺きの屋根は、
だいたい20年から25年に一度、葺き替えられます。
それにしても、この広い屋根に
いったいどれくらいの量のこけらが使われているのでしょう。
本堂に使われているこけらは、杉材。
(玄関屋根だけは、檜皮葺です。)
天気の良い日には、まぶしいほど、黄金色に輝いています。
臨済寺は、修行寺ですので、
普段は境内に入ることができません。
しかし、修理を終えたばかりの境内を
特別に拝観できる機会が、間近に迫っています。
5月19日の毎歳忌(まいさいき)。
毎年、今川義元の命日に行われている法要です。
この日、義元の供養に訪れた方々には、
境内の拝観が許されます。
臨済寺本堂だけでなく、
国の名勝に指定されている庭園、
大休和尚画像(県指定文化財)や
鉄山釜(県指定文化財)などの寺宝、
そして、今川義元像、氏輝像、雪斎像も公開されます。
ぜひ皆さんも、
今川文化の面影を今に伝える静岡市自慢の名刹、
臨済寺に足を踏み入れてみてください!
<毎歳忌について>
毎歳忌(まいさいき)の法要は、5月19日(火)午前10時から。
法要終了後、境内を拝観することができます。
駐車場は限られていますので、
公共交通機関を利用し、お出かけください。
(JR静岡駅からバス安東循環線・臨済寺前下車)
※もともとこの場所には、
今川義元の祖母、北川殿の屋敷があり、
その跡地に善徳院という寺が建立されていました。
善徳院は、家督を継ぐ以前の義元が、
駿府の拠点としていた寺院です。