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文化財ブログ
2014.10.28小豆(あずき)なのに灰色!?
今年で3年目となった焼畑で作る在来蕎麦(そば)
無事に収穫作業が終わりました!
いま井川の小河内地区へ行けば、
ハザかけした在来蕎麦を見ることができます。
ところで、
文化財課では、今、井川の食文化について調査しています。
その中で見せてもらった緑小豆!
普通の小豆と比べると、こんなに違います。
もともと小豆には赤だけでなく白や黒など
いろんな種類があったようです。
日本では、小正月の小豆粥や、おめでたい日の赤飯など、
赤色の小豆がハレ食として好まれてきました。
井川では昔から緑色の小豆を作っていたというのですが、
見せていただいた小豆は、緑というより灰色ですよね。
この小豆を、あんこにしたものを試食させていただきました。
右側が緑小豆のあんこ
普通の小豆よりもさっぱりしていて、さわやかな味です。
それからこちらは、コウボウキビのショートブレッド!
コウボウキビの穂が、
こんなにかわいらしいお菓子に変身しました。
粉にしていないコウボウキビの粒も加えてあって
サクサク、ツブツブした独特な食感と、程よい甘さで
美味しいお菓子に仕上がっています。
緑小豆のあんこも、このお菓子も、
井川の魅力に惹きつけられて、
最近、井川に移り住んだ若者たちが作りました。
井川の人々は、コウボウキビを焼餅やカキコ(掻き粉)にして食べていて、
コウボウキビの焼餅
それらもとても美味しい伝統食です。
そこに若い人たちの発想が加わって、
今ある素材のみがきあげにつながっています!
皆さんにも、井川の在来作物を召し上がっていただけるような機会を設けたいと考えています。
このブログなどでご案内しますので、ぜひご参加ください!