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2014.04.01徳川家とともに静岡へ ~旧幕臣家に残された歴史資料~

明治維新の後、徳川御三卿の田安家から徳川家を相続した亀之助(のちの家達)を藩主とする駿河府中藩(静岡藩)が成立しました。同時に2万人をゆうに超える旧幕臣とその家族が、静岡市域を中心とした駿河国一帯に移住してきました。彼らの多くは静岡藩で役職に就くことはかなわず、各地へ新たな職を求めて散っていきました。

このような流れから、静岡市には旧幕臣の子孫にあたる方々が多く住んでいます。今回紹介する資料も、明治時代に静岡へ移住した旧幕臣の子孫の方が所蔵しているものです。所蔵者の方は、徳川家康に仕え「徳川十六神将」に数えられた内藤正成の分家に当たる方です。

【資料①】徳川家達と家臣たちの写真
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徳川家16代、静岡藩主となった幼い徳川家達(中央)と家臣たちの集合写真です。


【資料②】日光東照宮周辺絵図
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日光東照宮周辺の絵図です。先祖の内藤正成も日光東照宮に祭られているため、残されたと考えられます。


【資料③】葵紋入り賎機焼き
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日露戦争凱旋の記念として、従軍者に配られたといわれる賎機焼きの「かわらけ(酒盃)」です。

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