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文化財ブログ

2020.07.09「駿府城跡天守台 まるごと発掘④」制作中です‼

これまでの駿府城跡天守台発掘調査の内容を記録した概報を現在制作中です。


IMG_3674.JPG【過去発行した①~③の概報】


「駿府城跡天守台 まるごと発掘」は、平成28年度の調査報告から始まって今回で4冊目になります。
概報③は、駿府城跡天守台発掘調査現場事務所(土日は発掘情報館きゃっしる)にて販売中(200円税込)です。
※ご好評につき、概報①及び②はすでに完売していますので、ご了承ください。

令和元年度版の「駿府城跡天守台 まるごと発掘④」では過去の調査内容を盛り込みながら、新しい情報もたくさん紹介します。

IMG_3670.JPG IMG_3685.JPG【制作の様子】

現在、調査員による原稿作成と写真の選定が進んでいます。
たくさんの記録の中から駿府城跡天守台の魅力を伝えるべく、選りすぐりの画像を選んでいます。

お城ファンの方はもちろん、いつも駿府城天守台を見守ってくださっている方も楽しみにしていると思いますが、どうぞもう少しお待ちください。
また、出来上がりましたらこのブログでご紹介しますのでお見逃しなく!

2020.07.03梅雨の合間の駿府城跡天守台発掘調査現場

駿府城跡天守台発掘調査現場は日差しがずいぶん強くなってきました。
IMG_3697.JPG【梅雨の合間の青空(見学ゾーン西側より)】
梅雨の時期ではありますが、天気の良い日は発掘現場は暑くなりますので、
見学の際は熱中症対策をしてお越しください。

IMG_3694.JPG【カラーコーンを設置しています】
カラーコーン(緑・赤・黄)を使用して、時代ごとに色分けし、天守台等の場所を
確認しやすいよう設置しています。
※詳しくは駿府城跡天守台発掘調査現場 カラーコーンのこだわりをご覧ください。


梅雨に入り、雨が多くなってくるとお堀に水が溜まりやすくなっています。
IMG_3688.JPG IMG_3687.JPG
IMG_3686.JPG IMG_3689.JPG
【水かさが増えたお堀(見学ゾーン北側より)】
現在は藻が多く発生してします。
藻は毎年発生していますが、お堀に入り込んできた魚たちが藻を食べることがあります。
お堀の生き物は梅雨明けによく見ることができます。
※詳しくはお堀に住む様々な生き物をご覧ください。

2020.06.24駿府城跡天守台発掘調査現場 カラーコーンのこだわり

駿府城跡天守台発掘調査現場は、令和元年度末で掘削作業を終了しましたが、発掘現場の公開は引き続き行っています!

IMG_3619.JPG【見学ゾーン南側より】

発掘現場を訪れた方はお気づきかもしれませんが、発掘現場のあちこちにカラーコーンが置かれています。
このカラーコーンは、発掘現場を見るとき、どこにどのような遺構があるのかがわかるように3色(緑・赤・黄)に色分けされています。

IMG_3630.JPG【3色のカラーコーン】

無題.png 【カラーコーン配置場所】

緑は、慶長期(大御所家康公の時代)
赤は、天正期(豊臣方の時代)
黄は、今川期の遺構・遺物を確認した場所
を表しています。

緑の慶長期のコーンは、見学ゾーンから近い場所に多くあります。
IMG_3634.JPGのサムネイル画像 IMG_3633.JPG 
【慶長期(大御所家康)天守台北西隅】【慶長期天守台西辺(見学ゾーン西側)】
IMG_3618.JPG IMG_3622.JPG
【慶長期天守台西辺(見学ゾーン南側)】【南側見学ゾーンより】

赤の天正期のコーンは、金箔瓦が大量に出土した場所や天正期(豊臣方)天守台の大きさがわかるような場所に配置されています。
 
 IMG_3629.JPG IMG_3624.JPG
【天正期天守台 見学ゾーン南側より】
 IMG_3627.JPG
【金箔瓦の大量出土地点 見学ゾーン南側より】

黄色の今川期のコーンは天正期天守台の内部にあり、少し確認しにくいですが、見学ゾーン南側からポールを目印に見てみるとわかりやすいです。

IMG_3628(加工).jpg IMG_3631.JPG
【見学ゾーン南側より】

ここからは、今川期の薬研堀(V字状の堀)が発見されました。
今は遺構保存のため、埋め戻していますが、カラーコーンを頼りに場所を確認してみてください。

見学ゾーンから見るだけでは、全体の大きさなどがわかりにくいかもしれませんが、北側に全体の様子がわかる見取り図がありますので、参考にしてみてください。
IMG_3636.JPG【見取り図】

2020.06.19出土品の洗浄作業を紹介します!

駿府城跡天守台発掘調査現場も暑くなってきました。
IMG_3335.JPG【緑が茂ってきました(見学ゾーン西側)】

令和元年度で直接現場を掘る掘削作業は終了しましたが、調査結果をまとめて記録に残す整理作業は現在も行っています。

そんな作業の一つに、掘り出された出土品を洗浄する仕事があります。
出土品の多くは瓦で、掘り出されたままの土がついた状態で残されていますので、瓦の状態の確認をしながら、水で洗って土を落としていきます。

IMG_3339.JPG

洗浄前に瓦を水につけて、土を落としやすくします。

IMG_3344.JPG【水は瓦が隠れるくらいまで】

大きなタライに水を溜めていきます。水の量は洗浄するものによって調整しています。

IMG_3347.JPG IMG_3333.JPGのサムネイル画像
【洗浄の準備】            【土を落とすためのブラシと筆】

きれいな水が入ったタライ、洗いに使うブラシや筆を用意したら準備完了です!!
 

IMG_3353.JPG IMG_3352.JPG

【表裏側面とまんべんなく丁寧に洗います(写真は割れた部分を洗っている様子)】

傷や割れた部分には土が残りやすいので、破損に注意しながら丁寧に洗う必要があります。
出土品によっては、柔らかい筆を使って洗うこともあります。 

IMG_3348.JPG IMG_3357.JPG
【洗いの様子】           【水が土で真っ黒に】

水があっという間に汚れてしまうため、水を何度も交換しながら進めます。
表面の汚れを確認しながら洗って、土が全て取れたらきれいな水に入れて最終的な洗浄をします。

洗浄が終わったら、網の上に並べて乾かします。
IMG_3337.JPG【天日干しの様子】

乾燥はしっかり、水分が完全になくなるまで行います。
厚い瓦などは乾燥に何日もかかることがあります。洗浄作業は屋外で行うことが多く、冬は寒さ、夏は暑さと蚊の攻撃と戦いながらの作業です。

IMG_3342.JPG【蚊取り線香は必需品!】

2020.06.12「発掘情報館きゃっしる」では映像を放映しています!

駿府城跡天守台発掘調査現場内にある「発掘情報館きゃっしる」では、今までの発掘調査の様子を記録した映像を見ることができます。

映像の写真2.jpg【展示ブースの奥で放映しています】

現在放映しているものは、この春制作した平成28年度から令和2年度まで4年間の発掘調査をまとめた最新版の映像(約10分)です。

これを見れば駿府城跡天守台発掘調査のことがまるわかりです!!

映像の写真.jpg【4年間の集大成を紹介しています】

TVのすぐ隣には、発掘調査で発見された金箔瓦なども展示しておりますので、発見された出土品を見ながら映像も楽しめること間違いなしです!

今までの発掘調査の道のりがどのようなものだったのか、短時間ではありますが、この映像を見て知っていただけたら嬉しく思います。

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